てんかんの発作を起こすと、全身または体の一部を激しく痙攣させ、時に意識を失ったりすることもあります。発作が治まればもとの状態に戻るのですが、何度も発作を繰り返す場合は要注意です。命の危険に関わるものと考えなければなりません。
犬がてんかん発作を起こす際、よく見られる経過があります。気を付けて見ていると、その特徴からてんかん発作を予測し備えることもできます。愛犬が激しく苦しむ姿は、飼い主にとっては非常にショッキングなものですが、冷静に発作の経過を把握することで、適切な処置を取ることもできます。
●前駆症状
犬がやたらと吠えたり、落ち着きを欠いたり、神経過敏や食欲異常が見られることがあります。これらの症状が見られてから数日後に、てんかん発作が起こる、というケースがあります。これを、てんかん発作の前駆症状と言います。
しかし必ずしも全ての犬に前駆症状が現れるわけではないので、発作を確実に予測することは難しいと言われています。
●前兆(アウラ)
大きな発作が起こる直前に、明らかに異常な症状が見られることがあります。突然錯乱したり、体の一部を痙攣させたりするといったもので、これを前兆(アウラ)と言います。
●発作
全身に及ぶ痙攣、失神などの発作症状です。発作時間を冷静に測っておく必要があります。
●発作後徴候
人間でも、発作に限らず大きな興奮状態の直後には、意識がボーっとしたりすることがあります。
犬のてんかん発作後にも同様の傾向が見られ、ボーっとするだけではなく逆にウロウロと歩きまわったり、噛みつこうとしたりすることがあります。