てんかん発作は、必ずしも全身を痙攣させるようなものばかりではなく、例えば足が一瞬ピクピクと動く程度のものまで、実は幅広いものです。その発作症状や原因は犬によっても随分と違ってくるようですが、犬年齢によっても違いが大きく見られるため、飼い主は年齢別のてんかん可能性について、しっかりと押さえておく必要があります。
欧米では、犬のてんかん発生率について調査がなされています。てんかん遺伝の強い地域では、20頭に1頭(5%)の割合と多くなっていますが、通常は100頭に1頭(1%)の割合で犬てんかんが発生するもののようです。
年齢とてんかん発作との関連性については、以下のように言われています。
てんかんを起こしやすい犬種、などと言っても、実は犬の病気の中ではかなりポピュラーなものでもあります。症例が多くあるため、てんかん例の多い犬種も自ずと絞られてきます。
しかし、先天的または後天的要因も含めて起こるてんかん、として考えれば、実は犬種を問わずどんな犬にでもてんかんの可能性がある、と言わなければなりません。
それを理解した上で、〝てんかんになりやすい犬種〟を挙げてみましょう。
●特発性てんかんの多い犬種
ビーグル、ダックスフント、ジャーマンシェパード、コッカースパニエル、コリー、ゴールデンレトリバー、アイリッシュセッター、ラブラドールレトリバー、ミニチュアシュナイザー、プードル、セントバーナード、シベリアンハスキーなど
●てんかん発生率が特に高い犬種
ボクサー、コッカー・スパニエル、コリー、ゴールデン・レトリーバー、アイリッシュ。セッター、ラブラドル・レトリーバー、ミニチュア・シュナウザー、プードル、セントバーナード、シベリアン・ハスキー、及び、ワイヤーヘアード・テリア