犬も人間も、過剰なストレスに対しては防御反応を示します。それは過食であったり、過剰運動や暴力という発散であったりするのですが、いずれにせよストレスによって被る負担は非常に大きなものです。
ストレスは、自律神経のバランスを崩します。内気すぎる犬、大きなショックを受けた犬、神経過敏な犬、ショーなどで大きな緊張を強いられる犬などは、その心に受けるストレスも甚大なものです。
ストレスによって自律神経のバランスが崩れると、血流が悪くなったり、ホルモンバランスが崩れたりしますので、病気にもかかりやすい状態になります。てんかんも、そのような背景のもとに起こり得る可能性がとても高いのです。
どこにも逃がし得なかった大きなストレスが、発作という形で表面に出てしまう、ということもありますし、血流が鈍るために脳に十分な栄養が活き渡らず、脳に少なからず影響を与えます。
思い当たるストレス要因があれば、それを徹底的に取り除いてやることです。あるいは愛情を注ぎながら自信をつけさせることも必要かも知れません。
つまり、心身ともにリラックスした時間を過ごさせることで、精神的にとても安定し、発作の発生を抑えることができるのです。
リラックスすると、副交感神経が活発に働きます。末梢神経の働きもよくなり、体に栄養素や酸素が行き渡りやすくなります。体の機能が安定してくれば、てんかん発作はもちろんのこと、心配される脳障害にも好影響であると言えるのです。
それ自体が治療法というわけではありませんが、リラックスによって犬はとても安定した状態を保てるようになります。そこは人間と全く同じですよね。