てんかんをどうやって治療するか。これは、てんかん発作を持つ愛犬の飼い主には、先の長いテーマだと思います。
人間のてんかんでもそうですが、てんかんという病気自体、完治させる方法がまだ見つかっていないそうなので、治療の目的は「生活の質(Quality of Life)を向上させることに重きが置かれます。
基本的に薬物療法を行うわけですが、薬ですので若干の副作用があることは覚悟しておかなければいけません。
また薬を服用したからと言って、完全に発作が無くなる、という保障にも当たらないということを、しっかりと認識しておきましょう。
現実をしっかりと受け止めてこそ、地に足のついた対処法が取れるというものです。
人間用のてんかん薬は種類も豊富ですが、それらが全て犬にも有効だとは限りません。もともと人間用なのですから、同じものを犬に使用した場合、期待した効果が得られなかったり、逆に強い副作用が起こる可能性もあります。
そんな中でも、「フェノバルビタール」「臭化カリウム」については、犬への投与でも有効だとされているようで、よく利用されているそうです。
ただ、即効性はないため、実際に効果を実感するまでに数日かかることを知っておきましょう。正しい効果を得るためには、薬剤の血中濃度を測り、犬ごとに適正値が投薬される必要があります。
副作用としては、ふらつきやボーっとした感じ、また咽の渇き、肥満、多飲多尿などが起こることがありますが、一過性のものだとされています。
しかし、血中濃度を一定に保つためには、ある程度食事制限を行う必要もありますので、犬の食事内容にはかなり神経を使いそうです。
このように、てんかんに対する完治方法はまだ確立されていないとは言え、ある程度有効な薬剤はちゃんと存在していることがわかります。
ですが、やはり副作用は決して軽いものではなく、愛犬に辛い思いをさせていることには変わりないという考えから、薬剤に加えてサプリメントやハーブを併用する飼い主が非常に多くなっていると聞いています。
特にハーブについては、実際に動物病院でも採用しているところがあるとのことで、薬剤ではないハーブの秘密についても、別項で取りあげてみたいと思います。